J:COMの電気代は高い?解決策も解説【2023年最新】

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電力会社をJ:COM電力へ切り替えたけど、電気代が安くなっているのかよく分からない。J:COMの他のサービスを上手く活用して電気代を安くできないかな?とお考えの方向けの記事です。

この記事の内容
  • J:COM電力の特長と強み
  • オススメの電力事業者
  • 電力事業者を変更する方法

最後まで読めば、J:COM電力でそのまま契約し続けた方が良いのか、もしくは他の電力事業者に切り替えたほうが良いのか、判断することができるでしょう。

電力自由化によって「電気」を提供する事業者が増え、様々なサービスが生み出されています。しかもカンタンに切り替えることができるので、ぜひ参考にしてください。

J:COM電力のプラン概要

様々な機能

J:COM電力の料金設定の特徴

J:COM電力が提供している一般的なプランの特徴は、電力使用量が多い方ほどおトクな点です。

大手の地域電力会社(東京電力や関西電力など)が採用している「従量電灯」プランにおいて、その料金単価から最大10%おトクに料金設定しているためです。

従量電灯とは、「基本料金」+「電気の使用量」によって電気代が決まる料金プランのことです。電気使用量が増えるほど単価が上がる3段階設定が特徴で、3段階目の単価が一番高くなっています。その3段階目の単価を、30円→27円というように、J:COM電力では10%引きしています。

ただし1段階目は0.5%引き、2段階目は1%引きと、さほど大手と料金単価が変わらないため、電力使用量が少ない方にとっては電気代の変化を感じ取れないでしょう。

したがって、電力使用量が多い方ほどおトクに感じられる料金設定となっています。

ちなみにオール電化向けのメニューもあります。こちらは時間帯によって変わる料金単価が特徴です。その中で「昼間時間」の単価を大手より2%引き(もしくは0.5~3%引き)する料金設定となっています。単価が安い「深夜時間」は大手と変わりません。したがって昼間時間に電気を使用する方ほど、おトクになるでしょう。

J:COM電力の“強み”

J:COM電力の強みは、J:COMサービス利用料から月額330円(税込)値引く、「電力セット割」を提供している点です。(値引き額は、関東・関西・札幌・仙台エリアで330円(税込)。九州・下関エリアでは550円(税込)です。)

J:COMではテレビ・インターネット・モバイルなど、複数のサービスを展開しています。その中から対象のプランに加入すると適用される仕組みです。

ただしその値引きはずっと続くわけではなく、集合住宅か戸建て住宅かで期間が設定されています。月額の値引き額が330円(税込)で24ヶ月適用された場合、総額7,920円(税込)引きです。

各エリアのプラン概要

J:COM電力は全国に展開しており、エリアが拡充されています。現在では大まかに6エリアで展開中です。エリア別で、特徴はほぼ変わりません。基本的に割引率は同じです。

まずはご自身のエリアをご確認ください。

関東エリア

◎家庭用コース 従量B・C
東京エナジーパートナーの旧来プラン「従量電灯B・C」(現在はスタンダードS/L)の電力単価から、最大10%引きとなるプランです。

◎オール電化向けメニュー
東京エナジーパートナーで加入していたプランに応じて、複数のプランが用意されています。

昼間の電力料金単価から0.5~3%割引になるのが特徴です。その割引額はプランの料金設定によって決まっています。

関西エリア

◎家庭用コース 従量A・B
関西電力の旧来プラン「従量電灯A・B」の電力単価から、最大10%引きとなるプランです。

◎オール電化向けメニュー
関西電力で加入していたプランに応じて、複数のプランが用意されています。

昼間の電力料金単価から0.5~3%割引になるのが特徴です。その割引額はプランの料金設定によって決まっています。

北海道エリア

◎家庭用コース 従量B・C
北海道電力の旧来プラン「従量電灯B・C」の電力単価から、最大10%引きとなるプランです。

◎オール電化向けメニュー
北海道電力で加入していたプランに応じて、複数のプランが用意されています。

昼間の電力料金単価から0.5~3%割引になるのが特徴です。その割引額はプランの料金設定によって決まっています。

東北エリア

◎家庭用コース 従量B・C
東北電力の旧来プラン「従量電灯B・C」の電力単価から、最大10%引きとなるプランです。

◎オール電化向けメニュー
東北電力で加入していたプランに応じて、複数のプランが用意されています。

昼間の電力料金単価から0.5~3%割引になるのが特徴です。その割引額はプランの料金設定によって決まっています。

中国エリア

◎家庭用コース 従量A・B
中国電力の旧来プラン「従量電灯A・B」の電力単価から、最大10%引きとなるプランです。

◎オール電化向けメニュー
中国電力で加入していたプランに応じて、複数のプランが用意されています。

昼間の電力料金単価から0.5~3%割引になるのが特徴です。その割引額はプランの料金設定によって決まっています。

九州エリア

◎家庭用コース 従量B・C
九州電力の旧来プラン「従量電灯B・C」の電力単価から、最大10%引きとなるプランです。

◎オール電化向けメニュー
九州電力で加入していたプランに応じて、複数のプランが用意されています。

昼間の電力料金単価から0.5~3%割引になるのが特徴です。その割引額はプランの料金設定によって決まっています。

J:COMのプランがわかったところで次は電気代を「安くする方法」について詳しく解説していきます。

安くする方法

プランを変える

J:COM電力内でのプラン変更は、基本的にできないと考えて良いでしょう。

というのも「家庭用コース 従量」以外に、J:COMでは一般的な家庭向けのプランが存在しないためです。

またオール電化向けメニューに関しては多くのプランが用意されていますが、プラン変更する際に工事が必要になる可能性もあり、簡単には移行できないでしょう。

以上の理由からJ:COM電力に加入中の方が電気代を見直す場合、電力会社の変更をオススメします。

ただ地域やご自宅の設備によってはプラン変更できる可能性もあるので、まずはこちら(公式サイト)から相談・お問い合わせしてください。

電力会社を変更する

「切り替える手続きって面倒じゃないの?」と思われる方もいらっしゃいますよね。

実は変更先の電力会社が主導して手続きを進めてくれるので、ご自身の情報を伝えるだけで意外と簡単に変更できます。(※オススメの電力会社については、記事の後半で紹介しています)

J:COM電力に加入中の方はご存知かと思われますが、「電力自由化」によって電力会社を選べるようになりました。全国各地のエリアで、様々な事業者が電力市場に参入しており、各社の強みを生かした特徴的なプランが用意されています。そしてJ:COM電力もその一つです。

参考
  • 参考:電力自由化(小売の全面自由化)とは
    2016年4月より電気の小売市場が、全面的に自由化されました。これにより一般家庭や自営業店舗などすべての利用者が、電力会社とその料金プランを自由に選択できます。今まで大手の電力会社(東京電力や関西電力など)が独占していた小売市場に競争が生まれ、さまざまな価格設定やサービスが利用者目線で編み出されてきました。この改正は利用者にとって、電気料金を見直し、そして安くするためのチャンスです。

電力会社を変更する手順・確認事項

大まかに下記の4つのステップで、手続きできます。

  1. ご自身の情報(各種番号)を準備する
  2. 切り替え先の電力会社を決め、お申し込み
  3. スマートメーターの設置(未設置の場合のみ)
  4. 供給開始日の通知と切り替え

それぞれ詳しく解説します。

1.ご自身の情報(各種番号)を準備する

切り替えるにあたり、まずはご自身の「電気の使用環境と使用状況」について、知っておく必要があります。まずはJ:COM電力のマイページからご自身の情報を確認しましょう。

  • 月ごとの電力使用量(kWh)もしくは電気代
  • 現在の料金プラン名

以上を抑えておくと、各社での料金シミュレーションが簡単にでき、どのくらい安くなるのか比較できます。

また、以下の情報も電力会社を変える際に必要なので、こちらもマイページで確認しましょう。

  • 現在契約中の電力会社名(J:COM電力)
  • 現在契約中の電力会社の電気番号(契約番号)
  • 供給地点特定番号(全国一律の22桁の番号)
2.切り替え先の電力会社を決め、お申し込み

お申し込み方法は各社で変わります。料金シミュレーションの比較結果からご自身に合う電力会社を決めたら、申し込み手順について下記を参考にしてください。

  1. 切り替え先の公式WEBサイトへ
  2. 「申し込み」のボタンをクリックor タップ
  3. 案内に従い、上記で確認にした電気番号(契約番号)・供給地点特定番号・個人情報などを入力
  4. お支払い方法を選択
  5. 電力会社からの連絡を待つ
3.スマートメーターの設置(未設置の場合のみ)

J:COM電力へ加入中の方は、一度電力会社を変更しているので、スマートメーターを新たに設置する必要はありません。

もし未設置の場合でも、設置状況について切り替え先の電力会社が判断し、工事の申請までしてくれます。設置工事は基本的に無料で、立ち合いも必要ない場合が多いです。

※大手電力会社では「スマートメーター設置100%」を目指していますので、いずれにせよ取り替えることになります。

【補足】
スマートメーターとは、通信機能を持った電力使用量メーターのことです。
30分に1回、自動で検針を行うことができ、さらに遠隔での計測機能がついています。
スマートメーターは、電力会社を切り替える際に設置が必要です。

4.供給開始日の通知と切り替え

新たに契約した電力会社から、供給開始日について案内が届きます。その日より自動的に切り替わって、ご契約開始です。供給開始日の前日までが旧電力会社からの請求、供給開始日以降から新電力会社からの請求となります。

以上で切り替え完了です。

電力会社の切り替えは意外とカンタンにできます。続いておすすめの電力事業者とJ:COMとの比較をしていきます。

J:COM電力とおすすめ事業者との比較

メリットとデメリット

こちらではJ:COM電力で契約中の方にオススメの電力事業者を紹介します。

電気代が安くなるかは電気の使用状況によりますが、どんな特徴があり、ご自身のライフスタイルに合っているか、ぜひご確認ください。申し込みの前にできるだけ料金シミュレーションを行いましょう。

よかエネ

一人暮らしから大家族まで、幅広い層にオススメの事業者「よかエネ」についてご紹介します。こちらも全国に展開中。J:COM電力とよかエネで、割引について比較し、表にしました。

割引率も重要ですが、割引の適用範囲に注目してご覧ください。

(※割引は、どちらも地域電力会社(東京電力・関西電力など)の従量料金プランに対してのものです)

項目J:COM電力よかエネ
割引率割引率
基本料金割引なし10%
電力量料金第1段階0.5%
第2段階1%
第3段階10%
燃料費調整額割引なし
再エネ賦課金割引なし割引なし

参照:よかエネ「料金について」

J:COM電力では、電力量料金についてのみ割引が掛かります。対照的によかエネでは、基本料金から燃料費調整額まで幅広く割引が掛かっています。電気代という視点だけで見ると、よかエネの方が確実に安くできるでしょう。

ただしオール電化の方のよかエネの割引率は3%です。(J:COMでは0.5~3%割引)

その他よかエネの特徴

  • 東京ガス・東邦ガス・大阪ガスをご利用の方は、電気・ガスセット割が適用でき、さらにおトク(電気の割引率が12%、都市ガスは5%となります)
  • 支払いはクレジットカードのみ

Looopでんき

電気使用量が多い方、もしくは基本料金が高いエリアの方にオススメの事業者です。こちらも全国で展開しています。表では東京エリアの料金を例にしているので、参考にしてください。注目ポイントは、基本料金と電力量料金についてです。

項目単位J:COM電力Looopでんき
基本料金1契約【契約アンペア数】
30アンペア:858円
40アンペア:1,144円
50アンペア:1,430円
無料
電力量料金第1段階1kWh19.88円×0.5%割引一律26.4円
第2段階1kWh26.48円×1%割引
第3段階1kWh30.57円×10%割引

参照:Looopでんき 東京エリア「おうちプラン」料金表

Looopでんきでは、扱っているすべての地域において基本料金が無料です。また電力量料金は段階で変動することがなく、地域電力会社のエリア別に単価が一律で決まっています。つまりシンプルであり、料金シミュレーションで電気代を安くできるのかが分かりやすいです。

全国の中でも「基本料金が無料」を最大限に活かせるエリアがあります。北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・九州電力の6エリアです。これらは従量電灯という料金設定の中で基本料金が高く、それも契約アンペア数に比例して上がっていきます。(30Aで1,000円前後)

つまり上記エリアで家族が多いほど、基本料金無料の恩恵が受けられるでしょう。
※その他のエリアは基本料金(最低料金とも言われます)が400円程度なので、上記エリア並の節約はできません。

また電力量料金が一律とういことは、使用量が多い方ほど電気代を抑えることができるということです。Looopでんきの一律単価は、従量電灯の3段階目より安いためそう言えます。

以下の特徴を確認した上で気になった方は、ぜひLooopでんきで料金シミュレーションをしてみてください。

その他Looopでんきの特徴

  • 東京エリアでは、ガスとの組み合わせでさらにおトク
  • LooopソーラーやLooopでんちなど、他のサービスと組み合わせることで料金単価が安くなる

楽天でんき

こちらは「楽天」のサービスを利用している方、楽天ポイントを貯めている方にオススメです。

料金設定はLooopでんきとほぼ変わりません。基本料金無料で、電力量料金もエリア別に一律となっています。異なる点はその一律の料金単価がLooopでんきより若干高いことです。

楽天でんき最大の特長

  • 楽天ポイントが、電気代200円に付き1ポイント貯まる
  • さらに楽天カードで支払えば、電気代100円につき1ポイント貯まる
  • 貯まったポイントは電気代の支払いに利用できる

以上より、とにかく楽天ポイントに注目です。またLooopでんきと同じく、基本料金が高いエリア、家族が多い方は電気代自体を抑えることができます。楽天カードでお支払いする方は、特長を最大限に活かせるので、ぜひ検討してみてください。料金シミュレーションも用意されています。

まとめ

まずはJ:COM電力の特徴について、復習です。

  • 一般的な家庭用コースは、電気使用量が多い方向け。
  • J:COMの他のサービスと組み合わせることで、割引を受けられる
  • J:COM電力内でのプラン変更によって、電気代を見直すことは難しい

そしてオススメの電力事業者については、

  • 10%の割引が多くの項目に掛かり、幅広い世帯が対象の「よかエネ」
  • 基本料金が高いエリア、また家族がいる方向けの「Looopでんき」
  • 楽天ポイントが貯まる「楽天でんき」

上記のそれぞれの特徴を把握し、ご自身の電気使用状況と照らし合わせてみてください。そしてライフスタイルに1番合ったものを選びましょう。

現在は多くの料金プランが用意されています。その中で電気代を見直すには、最適なプランを選び取るための「目」を養わなければなりません。

電力自由化時代に、電気代を安くするための判断基準を当サイトでは提供しています。ぜひ参考にしてくださいね。

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