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インターネットの口コミサイトには、「光コラボにしてから通信速度が下がった」というような意見が多数見られます。2015年にスタートした光コラボは、主に料金の安さで注目を集めていますが、上記のようにマイナスな意見が多いことも事実です。
おそらく当記事に訪れたあなたも、「光コラボがなぜ良くないのか、理由を知りたい」とお考えではないでしょうか。そこで本記事では、光コラボとその他の光回線の違いを解説した上で、光コラボがなぜおすすめできないか理由を解説します。
- 光コラボと他の光回線の違い
- 光コラボをおすすめしない理由5つ
- 光コラボのメリット
この記事を読めば、光コラボのメリット・デメリットが掴めるでしょう。
もくじ
光コラボと他の光回線との違い
他の光回線と光コラボの違い
他の光回線は主にNURO光やauひかり、電力会社の光回線があります。その光回線との違いは自社の設備を利用しているかしていないかです。光コラボのサービスは全てNTTの設備を利用したインターネットサービスです。光コラボは大手の携帯電話会社やプロバイダ事業者も参入していますが、事業への参入障壁が低いため聞いたことのない中小企業もサービスの提供を行っており、非常に多くのサービスがあるのが特徴です。
フレッツ光との違い
光コラボと光回線(フレッツ光)の一番大きな違いとして挙げられるのは「料金」です。光コラボは事業者が多く、競争原理が働くため月額料金が安い特徴があります。またキャッシュバックや各種割引なども行っており、金銭的にメリットがあります。実際にフレッツ光は戸建ての場合、プロバイダ料金を合わせると6000円以上の月額料金がかかりますが、光コラボの場合は5000円以下で利用できるサービスもあります。さらに初回工事費が無料のケースも多いため、大きなメリットと言えるでしょう。
光コラボとはNTT東日本とNTT西日本の両社が、プロバイダや携帯電話会社など別の事業を行う事業者に対して、光回線の卸販売を行いその事業者が自社の強みを活かし再販するビジネスモデルのサービスです。正式名称は「光コラボレーションモデル」といいます。従来NTT東西は光回線を「フレッツ光」として自社販売していましたが、より普及させる目的で2015年2月からスタートしました。
光コラボをおすすめしない理由5つ
前項で他との違いを説明した通り、光コラボは大手が提供するサービスもありますが中小企業の提供するサービスもあり非常に多くのサービスがあります。その特性から下記のおすすめしない理由を5つ解説します。
- 速度が他の光回線より遅い
- 違約金や解約金が高額なサービスもある
- サポートが悪い業者もある
- 料金や設定が分かりづらい
- 悪質な光コラボ事業者やその代理店がある
それぞれ詳しく解説します。
速度が他の光回線より遅い
光コラボの回線はNTTの回線を使用しているため、一般的には最適な通信が可能です。しかし様々な事業者がこの光コラボサービスを展開しているため、利用者も非常に多いため回線が混雑します。インターネット上の口コミを見ても、「光コラボにして通信速度が落ちた」という意見が散見されます。速度重視で良質な光回線を利用したい人は避けるべきでしょう。
■関連記事:【光回線の速度比較】驚愕の事実が判明
違約金や解約金が高額なサービスもある
様々なサービスがある光コラボは事業者によっては5万円以上の違約金が発生するサービスもあるので、割引や更新月、契約条件などを十分に確認する必要があります。
サポートが悪い業者もある
従来は、光回線のサービスは設備投資に莫大な費用がかかるため、最大手の企業しか参入できないサービスでした。しかしこの光コラボは中小企業でも参入できるため、社会的責任の低い中小企業は加入した後のサポートを充実させていない業者もあり、ユーザーにとっては安心できないサービスも多くあります。電話が繋がらなかったり、返答に時間がかかったりするため注意が必要です。
料金設定が分かりづらい
料金設定が分かりづらい点もおすすめできない理由の1つ。小さい会社の光コラボサービスは加入してしまった後に料金を確認しようとしてもサービスのインターネットサイトが見つからないという場合や、会員ページがそもそも存在しないということもあり、注意が必要と言えるでしょう。
悪質な光コラボ事業者やその代理店がある
悪質な事業者やその代理店が多い点も、光コラボをおすすめできない理由の1つです。実際にインターネット上にも、「しつこい営業電話がかかってくる」という意見は多く、お世辞にも評判が良いとは言えません。悪質な営業電話が多いことから国民生活センターでも注意喚起されているため、注意する必要があります。特に多いケースとしては、NTTのプラン変更と見せかけて「転用」の手続きを促すパターンです。「安くなる」というゴリ押しでクロージングをかけてくるため、絶対にその場で契約しないようにしましょう。ちなみに一般的な変更案内などで、NTTが直接電話をかけてくることはありません。
光コラボのメリットと他の光回線
光コラボは悪質な事業者もありますが、当然良質な事業者も存在し環境によってはお得に利用できるケースも多数あります。しかしそのメリットが他の光回線でも同じようにありますので、それを含めた形で解説します。
フレッツ光よりも格安で利用可能
光コラボにする最大のメリットは、何といっても月額料金の安さでしょう。冒頭でも述べたとおり、多くの事業者はフレッツ光よりも料金を安く設定しています。現在フレッツ光を利用している方にとっては同じサービスが支払う会社を変えるだけで安く利用することができます。
他の光回線も安い
上記でフレッツ光よりも安いと解説しましたが光コラボ以外のの光回線の「NURO光」はフレッツ光よりも安く、光コラボ全体の目安料金よりも安く利用できます。
プロバイダとセットになっていて料金が一本化
光コラボは、光回線とプロバイダ契約がセットになっているケースが多い傾向にあります。フレッツ光は、回線とプロバイダを別で契約する必要があるため、インターネットを利用するための料金が2箇所からの請求がありますが、光コラボは1つにまとめられます。
他の光回線も一本化している
料金が一本化についても光コラボ以外の光回線、「NURO光」、「auひかり」、「電力系光回線」も全てプロバイダの料金が含まれた一本化となっています。
他のサービスとのセットでお得に
光コラボはそのサービスの特性から、携帯電話の会社などの提供している光コラボに加入するとスマホとのセット割引が受けられます。ドコモユーザーならドコモ光、auユーザーならSo-net光プラスや@nifty光、BIGLOBE光、ソフトバンクユーザーならソフトバンク光がそれぞれ割引可能です。セットにすることでスマートフォンの料金が月額最大1100円安くなるため、スマホでセットで契約したい人にはメリットです。
他の光回線もセット割がある
スマホとのセット割についてもソフトバンクなら「NURO光」、auユーザーなら「auひかり」がスマホとのセット割を行っており、割引内容も同じとなっております。
ドコモユーザーは例外
ドコモユーザーについてはドコモのスマホとのセット割が利用できるのは一部のCATV事業者を除いて光コラボの「ドコモ光」のみとなっております。そのため、ドコモユーザーにとって料金メリットがあるのは光コラボの「ドコモ光」となります。
結論:フレッツ光よりは良いが他の光回線よりは劣る
本記事の内容をまとめると以下の通りとなります。
- フレッツ光よりは光コラボの方が良い
- 小さな会社の光コラボは避ける
- 光コラボより他の光回線の方が速度は速い
- これから加入するならフレッツ光や光コラボ以外の光回線を最優先に考える
- ドコモユーザーだけは光コラボの「ドコモ光」がベスト
上記の理由から通信速度と料金を考えると以下の選択がおすすめとなります。
ソフトバンクユーザーのおすすめ光回線
NURO光
ソフトバンクユーザーの最優先選択肢は「NURO光」です。通信速度も光コラボよりも速く、ソフトバンクのスマホセット割引も適用できます。
NURO光の詳細→NURO 光
ソフトバンク光
上記のNURO光の提供エリア以外の場合は速度は劣りますが料金的には光コラボのソフトバンク光を選ぶのが良いでしょう。ソフトバンク光は全国で利用可能なためNURO光の提供エリア外でも利用することができます。
ソフトバンク光の詳細→ソフトバンク光
auユーザーのおすすめ光回線
auひかり
auユーザーの最優先選択肢は「auひかり」です。通信速度も光コラボよりも速く、auのスマホセット割引も適用できます。
auひかりの詳細→auひかり
ビッグローブ光
上記のauひかりの提供エリア以外の場合は速度は劣りますが料金的には光コラボのビッグローブ光を選ぶのが良いでしょう。ビッグローブ光は全国で利用可能なためauひかりの提供エリア外でも利用することができます。
ビッグローブ光の詳細→ビッグローブ光
ドコモユーザーのおすすめ光回線
ドコモ光
ドコモユーザーについてはスマホとのセット割があるのは光コラボの「ドコモ光」だけです。他の光回線よりも通信速度は劣り光コラボではありますが、ドコモは携帯電話事業を行う最大手の企業ですのでサポートも問題なく安心して利用できます。
ドコモ光の詳細→ドコモ光
ドコモ、SB、au以外のユーザーの方へおすすめ光回線
NURO光
ドコモ、SB、au以外の格安スマホ等を利用されている方への最優先選択肢は「NURO光」です。通信速度も光コラボよりも速く、基本料金についても光コラボより安く利用できます。
NURO光の詳細→NURO 光
光回線を選択する優先順位を決めて最適なサービスを選択しましょう。