【2023年最新】関西電力の電気代は高い?安くする方法を解説

※ページに広告が含まれる場合があります。

ご存知ですか?
「電気」は選べる時代になっていて、安くする方法があることを

「電気代が高いから節電しないと」、「〇〇でんきって聞くけど、関西電力から変えれるの?」
ほとんどの家庭にとって電気代は、光熱費の中で大きな割合を締めます。
オール電化の住宅なら、もちろんほぼ電気代です。
季節によって、灯油やガス代の方が高い地域もあると思いますが、どちらにしても電気代を安くする方法があるなら知りたいですよね。

この記事で紹介するのは「節電のコツ」で電気代を安くする方法ではなく、根本的な「電気の料金プラン」を見直すこということです。

どういうことかと言いますと、
2016年に我々一般の家庭に関わる大きな法改正がありました。
それが「電力自由化」です。

聞いたことある人、ない人もいると思いますが、この制度によって「電力会社の選択肢」が1つでは無くなりました。
広告やテレビのCMでも「auでんき」や「〇〇でんき」など、聞くようになったと思います。

その電力自由化により現在、様々な企業が電力業界に参入し、様々な料金プランが発表されています。
それに追随して、大手電力会社も多様なプランを出してきました。
いま電力業界でも「競争」が生まれています。

この記事では「関西電力」をご利用中の方向けに、解説しています。

✔この記事で分かること

  • 関西電力の料金プランはどんなものがあるか
  • 安くするためにどれを選べばいいのか
  • もしくは他社のプランの乗り換えたほうがいいのか

最後まで読むことで読むことで、ご自身の環境に合った料金プランが見つかるでしょう。

これは家計を圧迫している「電気代」を少しでも軽くするチャンスです。
では見ていきましょう!

関西電力のプラン概要

関西電力でご契約中の方は、「電気ご使用量のおしらせ」(検針票)でご自身が契約中のプランをまず確認し、契約種別という項目を見ましょう。とくにこだわっていなければ「従量電灯(じゅうりょうでんとう)」に加入していると思われます。
まずはその料金プランについて見ていきましょう。

関西電力のプラン「従量電灯A」

こちらは一般的な家庭で最も利用されているプランです。
基本料金(最低料金)は341で、その後はご使用の電力量に合わせて、料金も上がっていきます。
つまり「使った分だけお支払い」と言うことです。

ポイントは「電力の総量」ごとに電力に対する「単価」が上がっていくということです。

電力の総量1kWh毎の単価
15kWhを超え120kWhまで20.31円
120kWhを超え300kWhまで25.71円
300kWh超過分28.70円

単価は変動しますが、料金が使用量に合わせて上がるというシンプルなプランです。

関西電力のプラン「eおとくプラン」

こちらは月の電力総量が200kWhを超える方にオススメです。「従量電灯A」と同じく「使った分だけお支払い」のプランで、電気を多く使う方(家族など)向けです。

従量電灯Aと違うポイントは、最低料金です。eおとくプランでは1210円と、従量電灯A(約341円)の約3倍の料金です。その代わり各段階での単価が安く設定されていて、使えば使うほど従量電灯Aより割安になります。

目安として、電気代が月5,000円以上の方におすすめのプランです。

関西電力のプラン「eスマート10」

電力量の料金単価が、時間帯・季節によって変わるプランです。
このプランは夜間(22時~翌朝8時まで)に電気をよく使う方、またはその時間帯に「使う工夫をできる方」にオススメです。

関西電力のプラン「なっトクパック」

こちらは、電気料金とガス料金がセットで割安となっていて、関電ガスに加入されている方へのお得なプランです。
単価で見ると微々たる割安感ですが、年間を通して見ると万単位の節約になるでしょう。

関西電力のプラン「はぴeタイムR」

料金設定は、基本的に「eスマート10」と同じです。

ただし加入条件があり、

  • エコキュートなどを導入している方
  • IHクッキングヒーターなどを設置する方
    のオール電化向けのお得なプランとなっています。

関西電力の電気代を安くする方法①

関西電力の電気代を安くする方法の1つめは上記で解説しました数ある関西電力のプランを自分の電気の使い方に最適なプランに変更する方法です。
関西電力からの請求金額や状況別におすすめのプランを紹介します。

プランを変更する

関西電力では、一般家庭の向けに上記のプランが用意されています。
上記プランの中からベストな選択をするために、電気の使用環境をまず把握しましょう。
検針票か、できれば関西電力が提供しているサービス「はぴeみる電」を利用するのがオススメです。(要会員登録)
そこで現在契約中のプランや、過去の電力量(kWh)などの内容を確認しましょう。

ではここから”プランを変える”ためのヒントを、現在の電気代を参考に見ていきましょう。

5,000円以下の方

5,000円以下の方は、従量電灯Aでもとくに問題はありません。
もし関電ガスをご利用中なら、電気代もガス代も割安になる「なっトクパック」がオススメです。

「なっとくパック」と「従量電灯A」の比較

電力の総量なっトクパック
(1kWh毎の単価)
従量電灯A
(1kWh毎の単価)
基本料金285.00円341.01円
15kWhを超え120kWhまで20.31円20.31円
120kWhを超え300kWhまで24.10円25.71円
300kWh超過分27.80円28.70円

基本料金も安くなり、さらに120kWh以上の使用量も現在の「従量電灯A」より安くなります。
大阪ガス等の関電ガス以外を契約中なら関電ガスに乗り換えることを検討してみましょう。

5,000円~18,000円の方

こちらに関してはeおとくプラン」がオススメです。
”概要”でも紹介したとおり、電気を多く使うご家庭にオススメです。

従量電灯Aより基本料金は高めですが、電力量の単価が安く設定されています。

電力の総量eおとくプラン
(1kWh毎の単価)
電力の総量従量電灯A
(1kWh毎の単価)
基本料金1,210.00円基本料金341.01円
180kWhまで15.31円15kWhを超え120kWhまで20.31円
180kWhを超え
300kWhまで
24.48円120kWhを超え
300kWhまで
25.71円
300kWh超過分28.41円300kWh超過分28.70円

※注:1段階と2段階の基準が違います

注意点としては、基本料金が「電力(6kW)」基準となっており、それを超えると1kW当り396円が基本料に加算されます。
※「大きな電力を使う家電」(電子レンジ、炊飯器、オーブン、ドライヤー、洗濯機などの同時使用)を同時に使うことはなるべく避けましょう。

18,000円以上の方

家族が多い方、日中家にいない方はeスマート10を検討してみてはいかがでしょうか。

家族が多いと洗濯機もよく回しますし炊飯器やドライヤーなど、家電をたくさん使うと思います。
その家電を使うタイミングを、夜間か早朝にずらすことで、電気代を節約できます。
というのも、eスマート10 では「リビングタイム」と「ナイトタイム」で単価が違っています。

例えば、
10月~6月】
(電力消費、1kWhにつき)
27.45円 ←リビングタイム(8時~22時)
15.36円 ←ナイトタイム(22時~翌朝8時)
となっています。

このことからナイトタイム帯で電気を使用いただければ、お得なプランとなります。
注意点としては、リビングタイム帯に多くの電力を使ってしまうと逆に割高になってしまいます。
休みの日の日中などは電気の使用量に注意しましょう。
またこちらに関しても基本料金は「電力(6kW)」となっているので、家電の同時使用にも気を配りたいところです。

エコキュートなどを利用している方、もしくは利用を検討している方

関西電力のプランでいうと「はぴeタイムRがオススメです。
エコキュートとは、電気で湯を貯める機器です。空気の熱を利用していて、少ない電気エネルギーで湯を沸かすことができます。また夜間に湯を沸かして貯めることもでき、料金プラン次第でお得です。

エコキュートなどのご利用が条件で加入でき、こちらはeスマート10と同様、季節と時間帯によって電力量あたりの単価が違います。単価が低くなるナイトタイムに関しては先程の「eスマート10」よりも2時間短い(23時~翌7時)ですが、リビングタイムの単価はeスマート10より安いです。

はぴeタイムR
(1kWh毎の単価)
eスマート10
(1kWh毎の単価)
基本料金2,200.00円1,210.00円
リビングタイム
(10月~6月の休日の場合)
22.89円27.45円
ナイトタイム15.20円15.36円

さらに「IHクッキングヒーター」等を設置すると、「電化割引」が適用できます。電化割引は、基本料金と電力量料金から5%引かれるので、さらにお得です。

関電ガスを利用、または検討中の方

「5,000円以下」のところで解説した「なっトクパック」は、5,000円以上の方にもオススメです。
また、「電気を使う時間帯を気にするのが嫌」という方もいらっしゃると思います。なっトクパックは、「使った量だけ支払う」という従量電灯の料金設定に対して、単価を安く設定しているだけなので分かりやすいです。ガスも同時に安くなるので、電気もガスも多く使う人はとくに、年間で数万円の節約になるでしょう。関西電力をそのまま利用したい方は、上記の「安くする方法」をヒントに公式サイトで料金のシミュレーションをしてみましょう。

関西電力の電気代を安くする方法②

電力会社を変更する

関西電力での料金プランを紹介しましたが、次に他の電力会社に切り替える方法を紹介します。
「電力自由化」によって、電力会社を選ぶことができるようになりました。
電気代を安くするために、現在のご自身のプランを把握しつつ他社のプランも検討してみましょう。

参考:電力自由化とは
2016年4月より、電気の小売業への参入が解禁されました。一般家庭や自営業店舗などすべての利用者が、電気会社とプランを自由に選択できるようになったんです。今まで大手の電力会社(東京電力や関西電力など)が独占していた市場に競争が生まれ、さまざまな価格設定やサービスが利用者目線で作られています。この改正により利用者は、電気料金を見直すチャンスを持つことができました。「選択できる」ということは、利用者は電気料金の仕組みについて知ることが重要ということです。安くするための目を養わなければなりません。

「切り替えるのって、手続きが面倒じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は意外と難しくありません。
それでは、電力会社を変更する方法や抑えておくべき事柄について見ていきましょう。

電力会社を変更する手順と、確認事項

電力会社を変更する手順は下記の5つのステップで完了です。

  1. 切り替え先の電力会社を決める
  2. 番号などの確認
  3. 新しい電力会社に申込
  4. スマートメータの設置(未設置の場合のみ)
  5. 供給開始日の通知と切り替え

それぞれ詳しく解説していきます。

①切り替え先の電力会社を決める

「関西電力」圏内で、オススメの事業者については後ほど、ご紹介します。
切り替えるにあたり、まずはご自身の電気料金の状況を把握しておく必要があります。
その上で、各社のホームページにある料金シミュレーションをし、どのくらい安くなるのか見て、切り替え先とプランを決めましょう。

②番号などの確認

  • 現在契約中の電力会社名(関西電力など)
  • 現在契約中の電力会社のお客様番号
  • 供給地点特定番号(全国一律の22桁の番号)

これらは、検針票か電力会社のWebサイトで確認できます。
もしくは各電力会社にお電話やメールなどで問い合わせましょう。

③新しい電力会社に申込み

申込方法は各社で変わりますが、基本的な流れは以下のようになっています。

  1. 切り替え先の公式WEBサイトを確認
  2. 「申し込む」などを クリック or タップ
  3. 案内に従い、上記で確認したお客様番号・供給地点番号・個人情報などを入力
  4. お支払方法の選択

④スマートメーターの設置(未設置の場合のみ)

スマートメーターとは、通信機能を持った電力使用量メーターのことです。
30分に一度、自動で検針を行い、遠隔で計測することができます。
このスマートメーターが未設置の場合は設置する必要があります。
※スマートメーターの設置は無料で立ち合いも必要ありません

このスマートメーターは他の電力会社に切り替えずに関西電力のままで利用していても、電力会社は100%のスマートメーター設置を目指していますので、いずれ交換が必要となります。

⑤供給開始日の通知と切り替え

新たに契約した電力会社より供給開始日の案内が届きます。その日が切り替え日となり、自動的に切り替わります。供給開始日の前日までが旧電力会社からの請求、供給開始日以降から新電力会社からの請求となります。
これで切り替え完了となり、新しい電力会社のプランで料金節約の開始となります。ただ時間がない方は、各電力会社のWEBサイトで料金シミュレーションをするだけでも良いと思います。
それをヒントに、自分に合ったプランを決めていきましょう。

関西電力とおすすめ事業者との比較

こちらでは「関西電力」でご契約中の方に、他社との比較を見てもらうことで「電力会社を変更するかどうか」の参考にして頂きたいです。ただ時間がない方は、各電力会社のWEBサイトで料金シミュレーションをするだけでも良いと思います。それをヒントに、自分に合ったプランを決めていきましょう。

今回は3社紹介しつつ、比較します。この3社以外にもたくさんの電力会社があるので、気になる方は検索してみて下さいね。

電力会社関西電力エルピオでんきよかエネLooopでんき
料金プラン名従量電灯A従量電灯Aおうちプラン
基本料金341.01円0円基本料から10%引き0円
1段階20.31円一律
22.2円
関西電力の単価から10%引き一律
22.4円
2段階25.71円
3段階28.70円

いかがでしょうか。「エルピオでんき」、「Looopでんき」に関してはなんと基本料無料です。また、電力量の単価も段階がなく”一律”で、使えば使うほど関西電力の「従量電灯A」より割安になります。「よかエネ」に関しては、基本料金と単価からそれぞれ10%引きというとても分かりやすいプランです。ただし、使用環境に合わせて料金シミュレーションをしないと、関西電力の他のプランが安いのか、他社が安いのか分かりません。ぜひ各社で料金シミュレーションをしてみましょう。

まとめ:電気代はプランを変更すれば安くなる

それではポイントをおさらいしましょう。
関西電力をご契約中の方が電気代を見直す(安くする)としたら

  • ご自身の使用状況を把握する
  • 関西電力の他のプランを検討する
  • 他社の料金プランを検討する
  • 最後に「料金シミュレーション」をする

以上です。

電気は選ぶ時代になりました。上記では紹介していませんが、地球環境のことを考え「再生可能エネルギー」を供給するプランや電力会社もあり、それをご自身で選択することもできます。そして、電力会社を気軽に切り替えることができる制度設計になっています。違約金もほとんどの場合、掛かりません。

当記事を参考にして、電気代を安くするチャンスを掴んで頂けると幸いです。

関連記事

  1. 電気代

    一人暮らしの方向け 電気代が高い原因を解説【2023年最新】

  2. 沖縄電力

    沖縄電力の電気代は高い?節約方法も解説【2023年最新】

  3. オール電化にリフォーム

    オール電化にリフォームする前に知っておきたいこと【2023年最新】

  4. 電力自由化安くならないのは何故

    電力自由化安くならないのはなぜ?理由と改善策【2023年最新】

  5. 東京電力高い

    東京電力の電気代は高い?節約方法も解説【2023年最新】

  6. 電気高い原因

    電気代が高い原因と節約方法3つ【2023年最新】

  7. 時間帯

    電気代の高い時間帯は?時間帯ごとの最適なプランを解説【2023年最新】

  8. 冬

    冬の電気代が高い原因は?安くする方法も解説【2023年最新】

人気記事

  1. テレビとリモコン
  2. ドコモ光のみ残す
  3. iphone_or_android
  4. ipnone
  5. セキュリティ
  6. パソコンの前で困るj女性
  7. wifiルーター
  8. good or bad
  9. パラボラアンテナ
  10. FODプレミアム
PAGE TOP