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ドコモ光を徹底解説
「スマホをドコモで契約しているが、ドコモ光にすると何がいいの?」
「光回線を引きたいけど、ドコモ光のメリットってなんだろう」
結論、光インターネットサービスの中で、ドコモユーザーには「ドコモ光」が一番おトクです。
- ドコモ光のメリットとデメリット
- 初期費用、月額料金について
- ドコモのスマホ利用時の割引内容と条件
ドコモ光の仕組みから特徴まで、しっかり理解できるでしょう。またインターネットについてもやさしく解説しています。ぜひ、光回線を引く際の参考にしてください。
もくじ
ドコモ光とは
ドコモ光とは、NTTドコモが提供する「光回線を使用したインターネットサービス」です。
光回線は「フレッツ光」の回線を使用しており、同じNTTグループである「NTT東日本/西日本」が提供しています。いわゆる「光コラボレーション」の1つであり、プロバイダー一体型のサービスです。つまり月額料金にはプロバイダー利用料が含まれています。
それではドコモ光について詳しく解説していきます。
ただその前に、インターネットの仕組みが“よく分からない”という方は以下の補足①を、光コラボレーションについて知りたい方は補足②をご覧ください。
補足①:インターネットにつながる仕組み
インターネットを利用するためには、
- 「光」回線を引く(光回線事業者)
- インターネットに接続する(接続事業者=プロバイダー)
この2つが必要です。
「光回線事業者」とは、実際に光回線をユーザーの使用場所まで引く業者のことで、インターネットサービスのハード面(インフラ)を支えています。
「インターネット接続事業者」とは、いわゆるプロバイダーのことです。ネット上の“住所”であるIPアドレスを割り振るなど、インターネットに接続するために必要な設定を行ってくれます。
【各事業者の例】
光回線事業者 | 接続事業者(プロバイダー) |
NTT東日本/西日本 KDDI So-net など | OCN BIGLOBE @nifty など |
どちらもインターネットを利用するために必要で、サービスによっては光回線事業者がプロバイダーを担っていることもあります。
補足②:光コラボについて
インターネットサービスを提供する業者は、
- 独自の回線を持っている(光回線事業者)
- 他社の回線を借りている(プロバイダーや携帯電話会社など)
に分けられます。
光コラボレーション(光コラボ)とは上記のうち、他社の回線(フレッツ光回線)を借りてインターネットサービスを提供している事業者のことです。「光コラボ事業者」と呼ばれ、ドコモ光もその1つです。
2015年1月以前は「光回線」と「プロバイダー」を別々に契約し、それぞれに料金を支払う必要がありました。現在は「光コラボ事業者」と契約するだけでインターネットをおトクに利用でき、さらに独自のサービスや特典を受けることができます。また、月額料金も安くなる傾向があり、その理由は他の光コラボ事業者と競争が生まれるからです。
ドコモ光の特徴
プロバイダーの選択
ドコモ光の大きな特徴としては、「プロバイダーを選べる」点です。他の光コラボレーションでは、プロバイダーが自社のサービスとフレッツ光回線を組み合わせてサービスを提供しているので、プロバイダーは必然的に同社となります。
それに対して、ドコモ光ではプロバイダーの選択肢が数十社あります。それぞれ特徴が違うので、どこを選ぶのかが重要。コスパを重視するのか、通信速度を重視するのか、これらがプロバイダーを選択するための判断基準となるでしょう。
ドコモユーザーにオススメ
ドコモユーザーにとって、光回線を導入する際の第1候補といえるのが「ドコモ光」です。コスパを重視する方にとっては特にそういえます。
なぜならドコモ光を利用すると、携帯(スマホ)料金が安くなるためです。家計において通信費の占める割合が大きくなってきた現代、それを抑える意味でもとくに3人以上の家族では経済性が重要視されています。もし家族3人の携帯料金から1,100円ずつ割引がかかった場合、年間39,600円の節約になるでしょう。
したがってドコモ光は、スマホとのセット割が適用されるドコモユーザーにオススメの光回線です。この先の項目(スマホとの割引内容や条件)で具体的に解説しています。
申し込む窓口で特典内容が違う
ドコモ光に申し込むとき、窓口によって受けられる特典が違うことに注意しましょう。どのプロバイダーを選ぶにしても、公式サイトから申し込むことができます。しかし、申し込みをするうえでオススメなのは、各プロバイダーが公開している「特典の対象となるWEBサイト」を利用することです。
そこでは以下のような、プロバイダーからの特典を受けることができます。
- キャッシュバック
- Wi-Fiルーターの無料レンタル
- セキュリティソフトの利用に無料期間がある
ぜひ、プロバイダーや正規代理店の特典サイトから申し込みましょう。
ドコモ光の料金
ここでは現時点(2021年7月)での料金について解説します。料金や特典内容は変更されることがあるので、申し込みをするときは窓口で必ず確認してください。(※以降、金額に関しては税込み表示で記載しています。)
料金説明の前に押さえておきたいポイント
月額料金や特典はプロバイダーで変わってくる
ドコモ光では、プロバイダーを選ばなければなりません。それ次第で、月額料金から受け取れる特典まで、契約内容は変わってきます。
コスパか通信速度か、ネットを利用する目的を明確にして選ぶことが重要です。どちらに関してもオススメのプロバイダー、そして申し込み窓口について以下の記事で紹介しています。申し込み時の参考にしてください。
ライフラインラボ:「ドコモ光どこで契約したらいい?おすすめの窓口を解説【2021年最新】」
料金プランは大まかに2つある
現在、ドコモ光の料金プランには大まかに、通信速度が超高速の「10ギガ」、一般的な「1ギガ」の2つがあります。多くの人に当てはまるのは「1ギガのプラン」と考えてよいでしょう。
「10ギガ」は提供エリアが東京・大阪市・名古屋市など、今のところ都心でしか契約できません。月額料金も高めです。
また通信速度は1ギガでも、一般的な利用に関していえば問題ないといえます。
したがって、以降では「1ギガ」プランについて詳しく解説していきます。
初期費用
初期費用は主に、
- 事務手数料
- 工事費用
- 「光テレビ」、「光電話」など、オプション選択時に発生する費用
があります。
転用・事業者変更でドコモ光に申し込む場合
事務手数料として3,300円の初期費用がかかります。工事費はかかりません。
【補足】転用、事業者変更について
転用とは、契約先を「フレッツ光」から切り換えることです。
事業者変更とは、契約先を「他の光コラボ事業者」から切り換えることです。
新規で回線を開設する場合
こちらも事務手数料が同じく3,300円かかります。
工事費については、現在キャンペーン中のため無料(ドコモ光1ギガの場合)です。どのプロバイダーを選んだとしてもこの点は問題ありません。ただし、工事内容や曜日によって追加料金が発生します。
ただ、「ドコモ光10ギガ」プランは、工事費がかかります。回線を引く建物の設備・環境によりますが、約19,800円かかるでしょう。
オプション選択時の初期費用
ここではドコモ光のオプションである「光電話」、そして「テレビサービス」について、軽く説明します。これらのオプションでは場合によって、初期費用が発生するためです。
「ドコモ光電話」
ドコモ光と同時に新規申し込みをすると、手数料がかからず、工事料も安くなります。その金額は1,100円~3,300円程度で、番号ポータビリティの有無によって変動します。
「ドコモ光テレビオプション」
このオプションは地デジとBS放送を、光回線を通じて見ることができるサービスです。ただし、13,000円以上の初期費用がかかります。接続するテレビの台数が多くなるほど費用も高額になる料金設定です。もし「スカパー」の視聴も検討しているなら、同時に申し込みで、テレビ3台までの初期費用が実質無料となります。
月額料金
ここでは「2年定期契約」を適用した場合の月額料金を紹介します。
2年定期契約では、更新月以外に解約すると違約金が発生します。ただし、適用させると月額料金に1,100円~1,650円の割引が掛かるので、長い目で見るとおトクです。
【ドコモ光 1ギガプランの月額料金】
各タイプ | プロバイダー | 戸建て | 集合住宅 |
タイプA | ドコモnet、plala、GMOとくとくBB、@nifty、BIGLOBE、DTI、ic-net、Tigers-net.com、andline、SYNAPSE、BBexcite、エディオンネット、TiKiTiKi、hi-ho、@ネスク、01光コアラ、スピーディアインターネットサービス、楽天ブロードバンド | 5,720円 | 4,400円 |
タイプB | OCN、@TCOM、TNC、AsahiNet、WAKWAK、@ちゃんぷるネット | 5,940円 | 4,620円 |
単独 | 上記以外 | 5,500円 | 4,180円 |
上記の表より、プロバイダーの種類はタイプ別に分かれていることが解りますね。
結論、このなかでオススメなのは月額料金が一番安い「タイプA 」です。(※タイプA とBで通信の品質など、大きな違いはないといわれています。)
「単独」で表示している額は、光回線のみの金額であり、プロバイダーは自分で探して契約しなければなりません。よって、プロバイダー料金が別途必要になります。メリットが薄いので、ほとんどの方は選ぶことがないプランです。
【ドコモ光 10ギガプランの月額料金】
各タイプ | プロバイダー | 戸建て |
タイプA | ドコモnet、plala、GMOとくとくBB、andline、ic-net、hi-ho、 | 6,930円 |
タイプB | エディオンネット、BBexcite、AsahiNet | 7,150円 |
単独 | 上記以外 | 6,490円 |
10ギガプランは今のところ、戸建てのみが対象です。月額費用は1ギガと比べ、約1,000円高くなっています。またルーターも「10Gbps対応」のものを用意しなければなりません。
自宅でリモートワークしている方や、重いデータの送受信をする方に選択肢となるプランです。もし1ギガで物足りない方は、検討してみてください。ただし移行あたり、工事費用が発生します。
主要なオプションについて
オプション | 概要 | 月額料金 |
光電話 | ドコモ光を使用した固定電話サービス | 550円~ |
ひかりTV for docomo | 地デジ・BSデジタル、専門チャンネル(ドラマ・映画・音楽など)が見放題。dTVやdTVチャンネルも視聴できる。 | 2,750円(2年割適用時) ※通常3,850円 |
ドコモ光テレビオプション | 地デジ・BSの無料放送が視聴可能。さらにスカパーも導入できる。 | 850円 ※スカパーは別途費用がかかります |
あんしんパックホーム | 「デジタル機器保証サービス」「ネットトータルサポート」「ネットワークセキュリティ」、3つがセットになったオプションサービス | 968円 |
上記以外にもオプションが用意されています。たくさんつけてしまうと月額料金は高くなってしまうので、自分の好み・環境に合わせて選定しましょう。
解約金について
2年定期契約でドコモ光を契約した場合、更新月(契約満了月・翌月・翌々月)以外で解約すると「違約金」が発生します。戸建ての方は14,300円、集合住宅なら8,800円かかります。契約満了がいつになるのか、申し込み時に確認しておきましょう。
通信速度
時間帯によっては遅くなるかも
通信速度に関しては、混み合っていなければ問題ないといえるでしょう。ただし、ドコモ光が利用しているフレッツ光回線は多くのユーザーを抱えているため、アクセスが重なると回線が混雑しやすいです。
ネットなどのレビューでもドコモ光の通信速度について賛否が分かれていますが、原因はフレッツ光、そして「光コラボレーション」のユーザー数の多さによる「混雑」が考えられます。多くの方がネットを利用すると考えられる“夕方から夜間にかけて”回線速度が低下する場合、その可能性が高いです。(とくに集合住宅で目立つ症状です。集合住宅内の回線設備が旧式、もしくは劣化している可能性があります。)
ただ、問題ない場合ももちろんあり、地域や環境に依存しています。悪評はありますが鵜呑みにせず、実際に使ってみると快適に使用できるかもしれません。
また、プロバイダーによっても通信速度は変わります。ドコモ光のなかで通信速度に関して一定の評価があるのは「GMOとくとくBB」や「AsahiNet」です。ぜひ選ぶときの参考にしてみてください。
こちらのサイト「みんなのネット回線速度」も参考になります。このサイトの「ランキング」から最新の「ドコモ光のプロバイダー別平均速度」が分かるでしょう。
速度が出ないのは、回線の混雑以外が原因の場合も
- 機器やLANケーブルの故障・劣化
- 機器やLANケーブルが規格に適合していない
- Wi-Fiの場合、ルーターから遠い場所で端末を使用している
このように使用している機器も、回線速度に大きく影響します。
常に遅いのなら、機器の「故障」や「新規格に適合していない」可能性があるので、買い替えを検討してみてください。
主に「LANケーブル」、もしくは「ルーター」が考えられます。知識があるのなら自分で対策してもいいのですが、家電量販店で相談するのも一つの手です。
また、無線でネットを利用している方は、Wi-Fiルーターから距離が離れていると電波が届きにくいです。またドアや壁などの障害物も速度に影響します。まれに他の家電が発している電波が干渉することもあるでしょう。この場合、性能の高いWi-Fiルーターに買い換えてみると良くなるかもしれません。
提供エリア
提供エリアに関しては“フレッツ光と同じ”なので「全国」です。集合住宅によっては対象外となるケースもありますが、基本的にどの都道府県でも契約できるでしょう。
以下のリンクから、提供エリアを調べることができます。提供エリア検索:「NTT東日本」、「NTT西日本」
ただ確実なのは、申し込みのとき窓口で問い合わせることです。
スマホとの割引内容や条件
ドコモでスマホを契約している方は、「ドコモ光セット割」が利用できるので、スマホ料金から最大1,100円(1回線あたり)の割引を受けることができます。割引の対象となるスマホの料金プラン、そして内容を以下の表にまとめました。
割引対象プラン | 割引額 |
5Gギガホ プレミア、5Gギガホ ギガホ プレミア、ギガホ | 1,100円 |
5Gギガライト、ギガライト | ~1GB:割引なし ~3GB:550円 ~5GB:1,100円 ~7GB:1,100円 |
カケホーダイ&パケあえる (現在、新規で加入できないプランです) | 契約しているデータパックに応じて、割引額が細かく設定されています。割引額については公式サイトの「こちら」をご覧ください。 |
さらに、ファミリー割引が適用されているご家族の回線も、上記表に応じて割引がかかります。
家族4人が上記のプランにおいて1,100円の割引を受けられる場合、毎月合計4,400円の通信費が節約できるでしょう。年間でみると総額52,800円となるので、「ドコモ光」はドコモスマホユーザーにとってオススメの光回線です。
まとめ
最後に、ドコモ光のポイントをおさらいしましょう。
ドコモ光はドコモのスマホユーザーにオススメ。その理由は、「ドコモ光セット割」があるからです。スマホの料金プランによって、最大1,100円の割引がかかります。
また、ドコモ光の主な特徴である以下のポイントを把握しておいてください。
- 契約時にプロバイダーを選ぶ必要がある
- 月額料金、通信速度はプロバイダーによって変わる
- 特典・キャンペーンは「申し込み窓口」選びが重要
プロバイダーは月額料金が安いタイプA から選ぶのがおトクです。その中でも「GMOとくとくBB」は通信速度に定評があり、Wi-Fiルーターもレンタル無料。ぜひ参考にしてください。