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✔この記事の内容
■光回線の方式の種類
■それぞれの方式のメリットやデメリット、工事方法
■マンションやアパートの場合の方式の確認方法
こんな質問にお答えする記事です!
もくじ
光回線の方式とは
光回線の方式というのは、回線事業者(NTT等)が電線等で配線している光ファイバー線を、電線等から建物に入選しそれを利用する部屋まで配線する方法のことです。
その方法は住んでいる環境によって様々です。
アパートやマンションは3種類、一戸建ては1種類
住んでいる環境が一戸建ての場合は「光配線方式」のみとなりますが、アパート・マンション・ビル等の集合住宅の場合は建物の構造や配管の有無など様々であるため、下記の3種類の方式を物件ごとに採用し提供をおこなっています。
光回線の方式の違いとメリット・デメリット・工事方法
VDSL方式
この方式はアパート・マンション・ビル等の共用部まで光回線を入線し、共用部から各部屋までは既存の電話線等を利用し、通信を行います。
VDSL方式のメリット
古いアパート・マンション・ビルでもほとんどの物件が共用部から部屋までの電話配線を行っているため、ほとんどの物件で使うことができる。
VDSL方式のデメリット
LAN配線方式や光配線方式にくらべて電話線等を利用するため品質が他より劣る。
VDSL方式の工事方法
部屋内の工事方法 マンションの共用部から部屋までの電話配線が済んでいるため工事は必要ありません。
部屋内の電話線用のモジュラージャックに事前に送られてくるVDSL装置を取り付け、そのVDSL装置とパソコンをLANケーブル等で接続すれば接続完了です。
LAN配線方式
この方式はアパート・マンション・ビル等の共用部まで光回線を入線し、共用部から各部屋まではLANケーブルで通信を行います。
LAN配線方式のメリット
- VDSL方式よりは環境がよく速度が安定している
- 部屋に終端装置が必要ない
LAN配線方式のデメリット
建物を建築する際に各部屋までLAN配線しておく必要があるため、使える環境の物件はあまり存在しない。
LAN配線方式の工事方法
マンションの共用部から部屋までのLAN配線が済んでいるため工事は必要ありません。
部屋内のLANコネクタとパソコンをLANケーブル等で接続すれば接続完了です。
光配線方式
この方式は単純に外の電線から部屋の中まで光回線をそのまま配線する方法です。
光配線方式のメリット
1番品質が良く、通信速度も1番速い環境で使うことができます。
光配線方式のデメリット
集合住宅の場合壁の中にある配管を通すので、線が配管に通すことができず工事が不可能な場合がある。
光配線方式の工事方法
共用部から部屋内まで光ケーブルを入線し、回線終端装置を設置する必要があります。そのご回線終端装置とパソコンをLANケーブル等で接続します。
アパート・マンション・ビルの場合の方式の選択と確認方法
アパート・マンション・ビルは光回線の方式を選ぶことができない
アパート・マンション・ビルについてはNTT等の回線事業者とオーナーや管理会社が事前に契約を行い、共用部までの光回線の工事が終わっている物件がほとんどです。
その契約の際、どんな方式で使えるようになっているかが決まっているため、入居者が上記の方式を選ぶことは基本的にできません。
自分の住んでいる物件がどの方式で使えるようになっているか、または使えないのかの確認をする必要があります。
確認先は申し込む光回線の事業者のサービスによって違う
自分の住んでいる物件がどの方式なのか確認をする場合は、物件に光回線を提供している会社やサービスによって違います。
NTTは対応しているけど、auやNUROは対応していない。なんてこともあるのでそれぞれ確認が必要です。
使いたい光回線のサービス (申し込む場合、お得なおススメサイトに移動できます) | 確認先 |
→NTT東日本公式サイト →NTT西日本公式サイト | |
→auひかり公式サイト | |
→NURO光公式サイト |
✔注意:公式サイトで調べた後、そのまま申込みはしないのがオススメです。そのまま申し込むとキャッシュバック等のキャンペーンを受け取ることができません!
調べた後は下記の関連記事を参考に自分にあったサービスを選択しましょう。
✔関連記事:インターネットの新規契約、賢い選択方法【プロが教えます】
確認後、アパートやマンションに途中までの工事が完了していない(未導入)場合
上記で確認して共用部までの工事が完了しておらず、どの方式かもでてこない(マンションタイプ未導入)場合は、戸建てタイプ(ファミリータイプ・ホームタイプ)での場合は申し込みが可能ですが、
物件によっては配管が通らない場合や穴をあけないといけない場合があり、事前調査が必要な場合があります。
アパートやマンションで戸建てタイプ(ファミリータイプ・ホームタイプ)を申し込む場合
戸建てタイプの場合の工事方法は上記の光配線方式となり、電線から部屋まで光ケーブルを入線する工事が必要となります。
その際の入線方法は基本的に配管を通しますが、配管がない場合や配管に線が通らない場合はエアコンのダクトから入線または、壁に穴をあけて入線を行います。
この工事の際はオーナーや管理会社に事前に工事許可が必要なので確認を行いましょう。
光回線が使えない場合は工事不要のポケットWi-FiやWiMAX、ホームルーターを選ぼう
住んでいるアパートやマンションが、光回線が不可能な場合や、工事がめんどくさい場合は工事不要で使えるインターネットサービスがあります。
種類 | サービス名 | 月額料金(税込) |
WiMAX2+ | GMOとくとくBB | 3,969円~ |
WiMAX | ||
ポケットWi-Fi | ポケットモバイル | 3,575円 |
ポケットWi-Fi | ||
ホームルーター | SoftBank Air | 5,368円~ |
SoftBank Air |
まとめ:光回線の方式は物件によって様々
光回線の方式は様々ありますが、物件に依存するので自分の希望で選ぶことはできません。
まず自分の住んでいる物件の確認を行い、賢い選択を心がけましょう。