ドコモ光とソフトバンク光を徹底比較【2023年最新】

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ドコモ光とソフトバンク光、どちらを選べば良い?

比較するポイントは何を見れば良い?

当記事ではそんな方のために、ドコモ光とソフトバンク光のどちらを選べば良いのか徹底解説しています。詳しくない方にも分かりやすく説明していますので、ぜひご覧ください。

 この記事の内容
  • 月額料金はどちらがお得か
  • 通信速度はどちらが優れているか
  • 携帯電話の契約先で「通信費」は変わるのか

最後まで読めば、これらについて理解を深めることができ、最終的な判断ができるでしょう。

料金比較

それではドコモ光とソフトバンク光の料金について見ていきましょう。かかる費用をおおまかに分類すると初期費用と月額料金があり、それぞれ紹介します。

初期費用

 光回線を新規で引く方他社回線を利用中の方フレッツ光、または他の光コラボを利用中の方
事務手数料ドコモ光:3,300円
ソフトバンク光:3,300円
ドコモ光:3,300円
ソフトバンク光:3,300円
ドコモ光:3,300円
ソフトバンク光:3,300円
工事費用※申し込み先の代理店によっては実質無料※申し込み先の代理店によっては実質無料無料

初期費用に関しては、ともにほとんど変わりません。注意したいところは、公式から申し込むと工事費がかかる点です。代理店から申し込むと、工事費が実質無料となる特典の利用を期待できます。それぞれオススメの代理店については以下です。ぜひ参考にしてください。

戸建ての場合

ここでは一般的なプランの月額料金について紹介します。最大通信速度が10ギガのプランなど、多くの方に当てはまらないプランは省きました。以下は2年契約での金額です。

ドコモ光ソフトバンク光
戸建ての月額料金5,720円5,720円

表より、戸建ての月額料金については差がありません。そしてどちらもプロバイダー一体型の金額です。

ここで補足ですが、ドコモ光に関しては、約20社のプロバイダーの中から一つを選ぶことができます。これらはタイプAとタイプBに分かれており、月額料金はタイプB の方が220円高額です。ちなみに上記の表で紹介しているのはタイプAの料金で、さきほど紹介した代理店かつプロバイダーの「GMOとくとくBB」はタイプAとなります。ドコモ光について詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

ライフラインラボ:「ドコモ光の評判や商品概要を徹底解説【2022年最新】

集合住宅の場合

ドコモ光ソフトバンク光
集合住宅の月額料金4,400円4,180円

集合住宅に関しては、若干の差が確認できます。上記のドコモ光の金額はタイプAのものです。タイプB のプロバイダーを選択した場合、月額料金は4,620円です。

また、ソフトバンク光について詳しく解説した記事もあるので、知りたい方は以下をぜひご覧ください。

ライフラインラボ:「ソフトバンク光の概要や評判を徹底解説【2022年最新】

インターネットの速度比較

インターネットの利用において、通信速度は大事なポイントのひとつです。ドコモ光とソフトバンク光では、通信速度において差があるのでしょうか。実はどちらの回線も「フレッツ光回線」を利用しているため、大きな差はないといえるでしょう。これは光コラボレーション、いわゆる「光コラボ」といわれており、ともにその一つだからです。

光コラボについて

インターネットサービスを提供する業者は、

  • 独自の回線を持っている(光回線事業者)
  • 他社の回線を借りている(プロバイダーや携帯電話会社など)

に分けられます。

光コラボレーション(光コラボ)とは上記のうち、他社の回線(フレッツ光回線)を借りてインターネットサービスを提供している事業者のことです。「光コラボ事業者」と呼ばれ、ドコモ光やソフトバンク光もその1つです。

2015年1月以前は「光回線」と「プロバイダー」を別々に契約し、それぞれに料金を支払う必要がありました。現在は「光コラボ事業者」と契約するだけでインターネットをおトクに利用でき、さらに独自のサービスや特典を受けることができます。また、月額料金も安くなる傾向があり、その理由は他の光回線サービスと競争が生まれるからです。

通信速度について

どちらも光コラボの一つであるため速度差はほとんどないといえますが、「みんなのネット回線速度」というサイトによると、若干の差が確認できます。2021年9月時点での、ドコモ光とソフトバンク光の通信速度は以下です。

 平均ダウンロード速度平均アップロード速度
ドコモ光256Mbps201Mbps
ソフトバンク光304Mbps203Mbps

多くの方にとって重要なのは「平均ダウンロード速度」でしょう。その点で比較してみると、平均ではソフトバンク光に軍配が上がります。差は約50Mbpsです。ただし、感覚では感じることができない差といえるでしょう。ちなみに100Mbpsあれば、一般的なネット使用において問題ないとされています。

ここで補足すると、ドコモ光ではプロバイダーで通信速度が変わります。何度か紹介した「GMOとくとくBB」というプロバイダーの通信速度を見てみましょう。さきほどの「みんなのネット回線速度」によると、GMOとくとくBBの平均ダウンロード速度は301Mbps、平均アップロード速度は230Mbpsでした。これならソフトバンク光と変わりませんね。つまり、通信速度の面でもオススメのプロバイダーです。

通信速度は変動する

実際の通信速度については、回線を引いてみないと分からないといえます。回線の混み具合や使われている通信技術、プロバイダーの技術力、契約する場所によって変わるためです。

そしてドコモ光やソフトバンク光など、光コラボ回線のデメリットを挙げるなら、回線が混みやすい点でしょう。これらの光コラボでは、同じ回線を多くのユーザーが使用しており、アクセスの集中で回線速度が落ちやすいといわれています。アクセスが集中する時間帯といえば午後7時以降です。もしこの時間帯で「遅いな」と感じるなら、回線が混んでいるのかもしれません。

ただ通信速度が遅い原因として、Wi-Fiルーターなどの通信機器が影響している場合もあります。もしくは接続に使うLANケーブルの規格が古い可能性も考えられるでしょう。常に遅いと感じる場合は、家電量販店やパソコン専門店などで、質問してみることをオススメします。

携帯電話の契約先で比較

光回線を選ぶうえで重要なのは、実質的な費用を比較することでしょう。これは回線自体の月額料金を比べただけでは分かりません。光回線と携帯電話の料金を「通信費」という大枠でとらえ、契約中の携帯キャリアに合った光回線を選択することが大切だといえます。

ドコモユーザーの場合

ドコモユーザーにとっては、実質的な通信費を下げるのにドコモ光が今のところ唯一の選択肢でしょう。ドコモ光セット割が適用されると、毎月の携帯料金から最大1,100円(1回線あたり)の割引を受けられるためです。契約中の料金プランによって割引額は変わるので、参考までに以下の表をご覧ください。

割引対象プラン割引額
5Gギガホ プレミア、5Gギガホ
ギガホ プレミア、ギガホ
1,100円/月
5Gギガライト、ギガライト~1GB:割引なし
~3GB:550円/月
~5GB:1,100円/月
~7GB:1,100円/月
カケホーダイ&パケあえる
(現在、新規で加入できないプランです)
契約しているデータパックに応じて、割引額が細かく設定されています。対象の方は「こちら(ドコモ公式:カケホーダイ&パケあえる割引額)」をご覧ください。

※サービス内容は変更されていることもあります。

この割引は、ファミリー割引適用中の家族回線にも同様にかかります。したがって3人家族でそれぞれ1,100円の割引を受けた場合、毎月の通信費を合計3,300円削減できるということです。

ただしドコモの低料金プランである『ahamo(アハモ)』を利用中、もしくは移行予定の方は注意してください。「ドコモ光セット割」の対象外だからです。アハモは月額料金が安いので、当然といえますね。

ソフトバンク、ワイモバイルユーザーの場合

ソフトバンクの方

ソフトバンクユーザーが「おうち割 光セット」を適用させると、携帯料金から割引を受けられます。割引額と対象プランについては以下の表をご覧ください。

対象プラン割引額
データプランメリハリ無制限/データプランミニフィット+
データプランメリハリ/データプランミニフィット
データプラン50GB+/データプランミニ
1,100円/月
データ定額 50GBプラス/ミニモンスター
データ定額 50GB/20GB/5GB
データ定額(おてがるプラン専用)
データ定額ミニ2GB/1GB
データ定額(3Gケータイ)
550円/月
上記以外のプランはこちら(ソフトバンク公式サポートページ)から確認できます。

ソフトバンクの低料金プランである『LINEMO(ラインモ)』は対象外なので、注意してください。

ドコモ光と同様に、ソフトバンクについても家族回線まで割引がかかるので、通信費を抑えることができます。

ワイモバイルの方

ワイモバイルの方の割引額は以下の表の通りです。ソフトバンクの方と同様に、「おうち割 光セット」が適用された場合の割引額を記載しました。

対象プラン割引額
シンプル S/M/L1,188円/月
スマホプランL1,100円/月
スマホプラン M/R770円/月
スマホベーシックプラン S/M/R/L
データベーシックプランL
スマホプランS など
550円/月

参照:おうち割 光セット(A)

ワイモバイルでは契約しているプランによって、割引額がソフトバンクより大きくなっています。こちらも家族回線まで対象なので、嬉しいポイントですね。では次に、以上の割引を得るために必要となる「おうち割 光セット」について解説します。

おうち割 光セットの適用条件

ドコモ光と異なる点を挙げるなら、割引(おうち割 光セットの適用)を受けるために「指定オプションへ加入する必要がある」ということです。この必須オプションは3つあるので、以下の表を見てみましょう。

オプション名サービス概要
①光BBユニットレンタルルーターのレンタルサービス(ルーターとは複数の機器でインターネットを利用するための装置のこと)
②Wi-Fiマルチパック上記の光BBユニットが無線で利用できるようになるサービス
③以下のいずれか一つ
・BBフォン
・ホワイト光電話
・光電話+BBフォン
固定電話サービスのことです。どのプランを選ぶかで、オプション費用が変わってきます。

おうち割 光セットの適用には、①~③まで加入することが必須です。料金はセットで提供されており、最低でも550円。これらオプションへの加入はつまり、「ソフトバンク光と同時に、固定電話サービスも使ってね」ということです。固定電話の詳しいサービス内容については「こちら(ソフトバンク公式サポートページ)」が参考になります。

最低限の契約内容かつ固定電話をほとんど使用しなければ、損することはないでしょう。多くの場合、おうち割 光セットが適用されると通信費は抑えられるためです。たとえば必須オプションへの加入で550円かかっても、割引が1,100円あれば、550円お得になります。家族分適用されたらそれ以上になるので、「オプション加入=損をする」というわけではないです。

ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル以外の場合

ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル以外で携帯電話を契約している方については、ドコモ光とソフトバンク光をオススメできません。携帯電話の契約先によって、割引を得られる光回線は違うためです。たとえばauを利用中の方にはauひかりが最適といえます。光回線との割引がいっさい用意されていない格安SIMを利用している方もいらっしゃるでしょう。住んでいる地域によっても、契約できる光回線は異なります。

したがって、自分の環境に合わせた光回線を選ぶことが重要。ライフラインラボには、大手の光回線を解説している記事が豊富にあります。ぜひ他の記事もご覧になって、光回線選びの参考にしてください。

まとめ

それでは当記事の内容をおさらいしましょう。

ドコモ光とソフトバンク光についてのまとめです。

ドコモ光とソフトバンク光の比較では、

  • 月額料金はほぼ変わらない
  • 通信速度もほぼ変わらない
  • 携帯電話の契約先と同じ光回線を選べば同様の割引が受けられる

つまり、ドコモユーザーならドコモ光を、ソフトバンクユーザーならソフトバンク光を選んだほうが良いでしょう。携帯電話の契約先がそれ以外なら、他の光サービスを検討したほうが無難です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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